Byteballの未来

DAGベースの暗号通貨 Byteballの情報を発信

Byteballユーザ拡大のための分析 モナーコインをtwitter上で送り合うことができるtipmonaを参考に。

Byteballのユーザを拡大する施策について考察をしていて、モナーコインをtwitter上で送り会うことができるサービス tipmonaの素晴らしさを再度実感し、Byteballにも参考になることがあると思いましたので記事にしてみました。

tipmonaとは?

 

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ご存知の方も多いかもしれませんが、簡単に説明します。

tipmonaは、Twitterのタイムライン上で
暗号通貨モナーコインを送ったり受け取ったりできるサービスです。

TL上でのちょっとしたコミュニケーションのお礼や、TL上で面白い企画が立ち上がった時の基金集めなどに活用できます。

 参考記事:tipmonaの使い方 (Twitter利用者なら登録不要) - ぼくんちのTV 別館

この説明通りで、暗号通貨のモナーコインをTwitter上で送り合うことができるサービスです。

 

tipmonaが実際に使われているシーン


この例ですと、Byteball擬人化の絵を投稿されたみのむしさんに対して、Twitter上でモナコインをファボ感覚で送っています。この時点では面白いなと思う程度でしたが、もう少し調べてみると、

 

Twitterアカウント数=(潜在的な)モナーコインユーザ

Twitterのアカウントを持ってさえいれば使えます。
別途tipmonaに登録する手間や、アプリの許可などは(基本的に)不要です。
なので、TL上でいきなりMONAを貰える事もあります。 

これはすごいです。 つまり、Twitterアカウントがあれば、全員がモナーコインユーザになるポテンシャルがあるということです。Twitterアカウント数=(潜在的な)モナーコインユーザ
さらに強制的にモナーコインを送りつけることもできるため、アメリカ大統領のドナルド・トランプにもモナーコインを送るつけることができます。

これはつまり、モナーコイン自体は知らないけど、モナーコインは持っているという状態を作れるということです。これは自分としては大きな発見でした。

 

Byteballのユーザ拡大のための分析

先日、Byteballユーザ拡大のためにユーザのセグメントを分析してみました。 具体的には、ビットコイン(アルトコイン)を持っているかByteballを持っているかビットコインを知っているかByteballを知っているかという4パターンでそれぞれ◯(持っている/知っている)、×(持ってない/知らない)をつけて、ユーザを16セグメントに分割しました。

この分析の中で、持っているけど知らないというセグメントは有りえないと思い、対象外としていたのですが、 前述しましたtipmonaの例について考察すると普通そういった状態が有りえるということに気がつきました。

つまり、Byteballを知らないけど、Byteballは持っているという状態を作れるということです。

 

AISAS理論

いきなりですが、マーケティングの世界では、消費者が実際に対象の商品を知ってから購入するまでの行動をモデル化した考え方がいくつかあるのですが、その中でAISAS理論というものがあります。

   A…認知・注意(Attention)

 I…興味・関心(Interest)

 S…検索(Search)

 A…行動(Action)

 S…共有(Share)

例えば、ユーザがある商品を購入するに至る過程としてはまず、広告等をみて対象を認知します。そして、それに対して興味を持ち、検索をします。その結果、行動(購入)し、その商品に対しての感想等を共有(SNS上にアップする)を行います。この流れは今現在主流の購買行動かと思います。これは暗号通貨においても同じだと考えています。

つまり、暗号通貨を普及させるにはまず認知してもらう必要があるということです。自分としても本ブログを通じて、Byteballユーザ拡大のためにはまず認知をしてもらわないと始まらないと思っていました。

 

しかしtipmonaは

しかし、tipmonaは強制的にモナーコインを送れるという意味で、前述のAISAS理論の認知の前に行動後の、保有の状態を作れるということです。
これは画期的で、保有⇨認知⇨興味⇨検索⇨行動⇨共有という新たな行動モデルができたということだと思います。
さらに、単純に認知から興味に移るのは難しいと思いますが、保有から認知を経て、興味に移るのは比較的ハードルが低いです。
モナーコイン、日本円で500円分もらったのだけど、、なんだこれ?」という状況を想像していただければ、保有を1番最初にもたらすことで興味、検索へと結びつけることは容易だということが分かるかと思います。

この新しい行動モデルにはH(Holding)AISASとでも名前をつけてみます笑。

 

いきなりByteballの保有がもたらすユーザ行動例

理想的なユーザ行動例を書いてみると、

なんかByteballとかいうものをもらったのだけど何これ?(保有・認知)
⇨Byteball気になる(興味)⇨調べてみよう(検索)⇨ふむふむwalletをDLするのか、ちょっと難しいけど、1000円分もあるから挑戦してみよう、bittrexとかいう取引所で売買できて、バイナリーオプションもできるのか、さらに京都のヘアサロンで髪を切れば20%のキャッシュバックなんかあるのか⇨よし、とりあえず買ってみよう(行動)⇨面白いからByteballで髪も切ってみよう(行動)⇨Twitterに投稿(共有)

という感じでしょうか。とても理想的ですが笑。

 

tipmonaから得られたインサイト

tipmonaから得られたインサイトとして、ユーザにいきなりByteballを保有している状態をもたらせば、そこから容易に認知、興味、検索、行動という流れを作れるということです。行動には新たにByteballを購入するや、Byteballを使用して決済をするなどが含まれます。
Byteballユーザを増やすためにはます認知してもらわないといけないとい先入観がこれまでありましたが、tipmonaを通じて新たな気づきが得られました。本当によく考えられたサービスだなと思います。

 

Byteballユーザ拡大のための施策

次回の記事でtipmonaから得られたインサイトからByteballユーザ拡大のための施策について考えてみたいと思います。 まずは同じようにtipbyteを作ることがいいかもしれません。tipbyteの開発については現在、tipmonaのソースを読んでいる最中というステータスです。すでに開発中の方がいましたら、何かしらご協力できるかもしれませんのでご連絡いただけると幸いです。