ByteballのAirdrop(エアドロップ)とは。
Byteballのネイティブ通貨であるGBYTEはビットコインのようにマイナーに対する報酬という形で与えれるのではなく、またRippleのようにプレマイン(あらかじめ開発者がその通貨を保有する)でもありません。
Byteballのディストリビューション(配布)はAirdrop(エアドロップ)という形で、ビットコインまたはByteballの保有数に応じて基本的には1ヶ月に1回無料で配布されてきました。開発者によると、通貨は多くの人に行き渡ることが重要で、無料配布はより多くのユーザ獲得が目的であると言っており、初のAirdropでは70000BTC分がリンクされました。
これまでのAirdrop
これまでのAirdropを振り返ってみます。
# | Snapshot (UTC) | Block time | BTC to GB | BTC to GBB | B to B | B to BB |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 25/12/16 00:00 | 00:02:59 | 1.4152 | 2.9876 | 1 | 2.1111 |
2 | 11/02/17 00:33 | 00:44:34 | 0.0625 | 0.1319 | 0.1 | 0.21111 |
3 | 12/03/17 14:54 | 15:02:25 | 0.0625 | 0.1319 | 0.1 | 0.21111 |
4 | 11/04/17 06:08 | 06:22:12 | 0.0625 | 0.1319 | 0.1 | 0.21111 |
5 | 10/05/17 21:42 | 21:46:16 | 0.0625 | 0.1319 | 0.1 | 0.21111 |
6 | 09/06/17 13:10 | 13:17:27 | 0.0625 | 0.1319 | 0.2 | 0.42222 |
7 | 09/07/17 04:07 | 04:20:40 | 0.0625 | 0.1319 | 0.2 | 0.42222 |
8 | 07/08/17 18:10 | 18:11:03 | 0.0625 | 0.1319 | 0.2 | 0.42222 |
9 | 06/09/17 07:02 | 07:09:14 | 0.00625 | 0.0132 | 0.1 | 0.21111 |
October skipped | ||||||
10 | 04/11/17 05:23 | 05:24:16 | 0.00625 | 0.0132 | 0.1 | 0.21111 |
上記のように、これまで計10回Airdropがあり、10回目は61,299.720840161 GBが配布されました。 これまで、645,222.052937914 GBが配布済み(64.5%)となっています。
Airdropの問題点
一見、より多くのユーザ獲得という点においてうまくいっているようにみえるAirdropですが、下記記事においてWavesとLiskのプロジェクトにおける大量のビットコイン保有によって大量のByteballのAirdropを受け取ったと言われています。
つまり、一部のビットコイン大量保有者に対して偏った配布がされているということです。よってより多くのユーザ獲得という目的に沿っていないとも言われています。
また、Airdop後は確実に値下がりをしており、現在は歯止めが効かなくなっています。
Airdropはいつまで続くのか(アップデートあり)
残りのAirdropについてですが、開発者によると段階的廃止の予定で、残り1,2回なのではと予想しております。アップデートがあり、2017年3月までエアドロップでの配布は延期にするとのこと。また、3月に実際にエアドロップをするかも未定とのことです。
ByteballのディストリビューションについてTonychから。
— Junya Hirano (@junya_1991) 2017年11月22日
インタビューで言っていたように、ディストリビューションはユーザー増加が一番重要視している点。
これまでよりユーザーを大きく獲得できる配布方法を12月から行う方針とのこと。エアドロップは来年3月までなし。https://t.co/nZN1GPAf4I
まとめ
エアドロップは公平にユーザに対して配布し、ユーザ数を増やすという意味でうまくいったのかもしれません。しかし、BTCユーザに対しても配布したことにより、配布に偏りが出たことや、エアドロップのペースが早く、価格下落に繋がってしまったことなどネガティブな点も否定できません。
私個人としては、もうAirdropによる配布や取りやめにし、また別の方法でユーザ数を増やすべきだと思います。
下記、prunusさんの意見に私は賛成です。配布によって直接的にユーザ数を増やすのを目的とするのではなく、Byteball周りのプラットフォームの強化に貢献した人に対して報酬として配布をする。結果としてByteballの価値が高まりユーザ数が増えるというユーザ獲得方法もあるのではないでしょうか。
Byteballはエアドロを止めて残りの3割強は運営が保有して使うべきだと思うんだよね😅
— prunus (@prunus_n) 2017年11月6日
中央集権の分散に役立った人に配布したり、アプリの大会をやって賞金にしたり、新規上場費用に当てたり、Byteballの普及に貢献した人に配布したりすれば良いと思うんだけどな~😄#届かぬ願い